【STORY】 スペインの名門貴族・虎徹家の嫡男である蜂須賀は憂鬱だった。それは酒も女もやらないのは男としてみっともない、と真面目な性格を非難してくる父親の存在があるからだった。 そんな蜂須賀に、弟の浦島と友人の歌仙は闘牛でもたしなめば男らしくなる、と強引に闘牛場へと連れ出す。 今、闘牛界は『新撰組』という若手闘牛士軍団が話題となり、盛り上がっている最中だったのだ。 興味もなく観客席に座っていた蜂須賀の目の前に、 「黒翼の鷹（エル・アルコン）」の異名を持つエースマタドール・長曽祢が現れる。 その圧倒的な演技に惚れ込んだ蜂須賀だったが……。 というパロディです。 お話のカテゴリーとしては、『スペインものの悲劇』の定番を踏襲しています。 ミュージカルや演劇でスペインものを見ると待っているオチが待っていると思っていただいて、ほぼ間違いありません。 【SPEC】 A5/58P 表紙イラスト・装丁：しゃち様（user/9830485） 詳細サンプル：https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7525393 【NOTICE】 全年齢部分を公開していますが、本編はR18です。18歳未満の方には頒布できません。 あらすじの段階でわかりますが、オリジナルの登場人物（蜂須賀の父親、婚約者、長曽祢の母親など）が複数出てきます。よく喋ります。 闘牛を知らない方でも読めるようになっていますが（赤いマントを振るものだ、程度の認識があれば大丈夫です）、全く知らないと厳しいかもしれません。 『悲劇もの』です。ご注意ください。 【SHOPS】 書店委託分終了しました。ありがとうございました！